「―これは…」
京楽との間に展開された結界を前につぶやくハッシュヴァルト
結界を剣先で小突いて分析する
(効果なしか…)
(私のちからを弾くか吸収しているかといったところか?)
七「白壇結壁」(漢字は不明)
「滅却師の力を一時たりとも通さぬ防壁です」
ハ「一番隊補佐 副隊長 伊勢七緒」
「あなたがこの鬼道の開発を?」
七「私のことをご存じのようで」
「私は鬼道の能力を買われて副隊長に任命されました」
「この程度の単純な鬼道を開発することくらい造作もない」
京「そんな事言わないでよ」
「僕は別に鬼道の才能で君を選んだワケじゃないんだから」
七「隊長は黙っててください」
七「前回の侵略時 瀞霊廷のあちこちに霊圧の痕跡を残していったのはミスでしたね」
「対抗策を練ってくれと言っているようなものです」
ハ「…なるほど」
「では他の事について聞こう」
「あなたは「私には鬼道の才能がある」と言ったが」
「他の隊長達もこの鬼道を使うことが?」
七「―――…いいえ」
ハ「そうですか」
とその時…
ズ ン
後方の空で爆発が
京七「「!!」」
ハ「この技術をただ開発するだけでなはなく」
「他の皆でもマスターできるまで完成させておくべきでしたね」
「もしそれができていれば」
「他の隊長達は…戦いの中で死ぬことができたでしょう」
「このような虐殺によってではなく」
爆発後の空間には、人影などまるで見当たらない
BLEACH.551 The Burnt Offerings
「おいおいおいおい!!」
「逃げんじゃねェよ隊長さんよぉ!!」
血を流して逃走する日番谷と、それを追うバズビー。
ド ッ
追ってくるバズビーにの前に氷壁を展開する日番谷
「効かねぇっつったろ!」
指一本でそれを真っ二つにするバズビー
「!」
「氷の霧か?」
氷壁を目隠しに霧を展開し、目くらましを試みる日番谷
「ちんけな小技がお好きなようだな」
「こんな風なよ…」
ザ…と足を上げるバズビー
『バーニングストンプ!!』
そのまま地面を強く踏みつけると、
バズビーを中心に熱気があたりへとひろ月
ゴ バ ッ
「―…! なんだ」
「目の前に立ってやがったとは」
「どういうつもりだ?」
熱気で氷の霧を吹き飛ばし、日番谷の姿を探せば
バズビーのすぐ眼の前にその姿。
「霧が晴れるまでに隠れて策を練ってたんじゃねぇのか?」
「…確かに」
「戦略を考えるだけの時間はなかった」
「だが…罠を作る事はできたぜ」
バズビーの周りを6つの氷が囲む
「なんだこれは…?」
『六位氷結陣』
バ ァ ッ
地から噴出した氷がバズビーを襲う
が…
グァ ッ
「………………」
「…なん…だと…」
いとも簡単に氷結陣の氷を溶かしてみせるバズビー
「まーだ言わなきゃいけねぇみたいだな」
「何度言えばいいんだよ」
「お前の氷なんざ指一本で十分だってよ」
「それとも何か?」
「俺をキレさせて2本目を使わせようとでもしてんのかよ!?」
ザッ
切りかかる日番谷
『バーナーフィンガー 2!!』
二本指の構えから放たれた炎は…
ド ォ … ン
巨大な火柱を上げて日番谷の氷輪丸を焼き切る
ドシャ…
崩れ落ちる日番谷、それを見下すバズビーに…
「そこまでだ バズビー」
「約束したはずだろう 互いに卍解を奪った相手は残しておくと」
「止めは僕が指す」
蒼都登場で次週へ
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