「おーーーーーし!」
「準備できたぜ」「そっちはどうだ? 一護」
「いけるよ!」
霊王宮。
準備を終えた一護が、霊王宮を発つ。
移動手段は千手丸の用意した螺旋階段。
「これを下りきるには瞬歩をつかっても1週間かかる」
という麒麟児の言葉にも、
「わかった よし 大丈夫だ」
いたって冷静に応える一護。
「普通の瞬歩で一週間なら」
「俺がいそげば半日で着く!!」
麒「………」
兵「ぶわっはっはっはっはっはっは!」
「そうかそうか」
「ならもっと急がねばならんの」
「戦うための時間を気にする事はないぞ」
「何せ滅却師は…」
「3時間前に侵攻を初めておるのだからな」
「早く言えよ!!」
兵主部の言葉にあわてて飛び出す一護。
と、そこに曳船到着。
螺旋階段を駆け下りる一護へ向け、
特性のおにぎりを託す
「もし腹がたったらこれを食べな!」
「ああ」
「もしそうなったら隠れて食べるよ」
「ありがとな」
駆け下りていく一護を見送る零番隊。
「一護は強くなった」と口をそろえて言う
兵「おお そういえば話し忘れておったな」
「あいつは身体も魂も強くなった」
「奴は 本当の死神になった」
…
「てわけでさ」
「そっちに着くまではまだ時間がかかりそうだ」
「解かりました」
「お気をつけて」
「なあ浦原さん
「何です?」
「生意気に聞こえるかもしれないけどさ」
「この戦い…厳しいだろけど」
「俺がいくまで堪えてくれ」
「俺が…あいつらを倒すから」
「わかりました
「お待ちしていますよ 黒崎さん」
「浦原さんは…」
「瀞霊廷の現状を話さなかった…」
「急がねぇと…」
瀞霊廷を目指し、スピードを上げる一護
BLEACH 555.The Hero
「なんや…これは…?」
完聖体を前に零す平子
にむけて爆発が直撃
狛「!!」
「ん?」
「あー…私の翼まで出ちゃった」
建物の上でバンビエッタの様子を付近から伺っていたキャンディス。
どうやら意図せず翼が展開された模様
「あらホント?」
「じゃああなたも完聖体が使えたのね」
「まあ 使いたければ使えば?」
「私は疲れるからやだけど」
寝っころがりながらだるそうに話すジゼル。
キ「あたしだって使いたくないっての!」
「ってことはバンビエッタちゃんが使ってるってことだね」
「うん きっと 私達が消えたことに起こってるんじゃないかな」
とはミニーニャ。
ジ「えー バンビちゃんが?」
「こわ~い」
「一番使わなそうな子なのに」
「バカねぇ」
「これじゃ秒殺じゃない」
翼を展開するバンビエッタのカットで次週へ